病人生活

脳海綿状血管腫を持ってる人は飛行機に乗ってよいのか

 

こんにちは!「ちいでる」です。

 

この記事は、旅行や出張で飛行機移動が欠かせない人に向けて数年前に書いたものです。

今は極力移動を避けましょう。自粛生活が明けた時のために記事をリライトし、ここに残します。

 

 

ちいでるについて

  • 家族性多発性脳海綿状血管腫と共に、半世紀を越えて生きています。
  • 血がつながっている家族は全員、この血管腫を持つ患者。遺伝するタイプの血管腫です。
  • 血管腫は、大脳・小脳だけでなく、脳幹・脊髄・背骨にも存在します。
  • 東京大学の研究者に、遺伝子情報を提供しました。
  • 医療従事者を養成する大学や予備校で、20年間教鞭をとってきた人間でもあります。

 

 

脳海綿状血管腫を持つ人は飛行機に乗っていいの?

 

病名は同じでも症状はさまざま。私ちいでるの場合として読んでくださいね

みなさん、旅行は好きですか? または、出張で飛行機に乗ることが多い方ですか?

 

脳海綿状血管腫があると指摘された方。

「飛行機は大丈夫だろうか・・・」と思ったことはありませんか?

 

ひとくちに脳海綿状血管腫といっても、大きさ・場所・身体症状などはまちまちです。なので万人に通用する答えはないのかもしれません。

「主治医の先生のご判断を・・・」という一言に尽きるんですが、正直なところ、先生のご専門分野やご経験はまちまちです。

この病気だけに限ったことではありませんが、可能なら複数の医師の見解を求めるのが安全だと思うんです。

 

そこで、私のMRI画像と身体症状をご存じの先生方にご意見を伺ってみました。ちなみに、私は既に脳幹で複数の出血痕がある人間です。ごく小さいものですが数個確認できます。

 

繰り返しになりますが、必ず主治医の先生に確認してくださいね。

 

 

出会う医師に片っ端から飛行機の可否を聞いてみた

「飛行機に乗れますか?出血リスクは上がりますか?気圧の影響はどうでしょう?

診察で出会う先生たちに、必ず質問し続けました。(数年前のことです。今は体調がどうであっても飛行機には乗りません)

 

病院の名前を書いてみますと

  • 東京大学医学部付属病院脳外科の医師4人
  • 地元の国立大学医学部付属病院脳外科の医師2人
  • 地元の脳神経外科クリニックの医師3人
  • 会員登録をしたらネット上で医師に質問できるサイトで3人

 

合計12人の先生方からご見解を頂戴しました結果、全員のご意見が一致しました。

 

 

飛行機の搭乗にOKが出ました

 

乗っていいですよー。どこ行くんですか?」

 

ただし1人の先生がおっしゃった言葉が少し気になりました。

「この病気、まだよく分かってないことも多くてですね。やっちゃダメなこともよく分かってない部分があるんですよ。だから禁止事項に含まれてないってことです」

 

・・・慎重に行こうと気が引き締まりました。

 

 

飛行機で沖縄に渡る際に私が気をつけたこと

RAC ( 琉球エアコミューター ) は、沖縄の離島を結ぶ空の足です

 

4つの注意点を守って沖縄へ行きました

私の血管腫は年々数が増え、出血した場所も増えているため、将来どうなるか読めないそうです。

ならば、飛行機に乗れるうちに行くべきは、陸路で行けない唯一の県。沖縄です。

 

幸い 飛行機に乗ってる最中・降りた後・その数日後に体調の変化は全くありませんでした。主な観光地はバリアフリー化が進んでおり、車椅子でも困ることは少なかったです。

 

ただし守ったことが4つあります。

  • 絶対に寝不足をしない(安くても早朝便は選びません)
  • お酒は飲まない
  • なるべく1カ所滞在型の旅にする
  • 手荷物は最小限に(荷物は宿か 最寄りの郵便局あてに送ります)

 

身体への負担を減らすための自己規制です。

沖縄本島は、羽田からだと2時間半~3時間。家から宿までなら半日以上かかります。

手足の力が弱い人は移動時の身体の負担が大きいので、身体に疲れをためない旅を目指したいところです。

 

 

沖縄ならではの医療状況を私が知り得た範囲で

 

 

今は極力外出せず家庭で過ごす時期ですし、医療状況がひっ迫している中ですから、島に渡ることに私は賛成しかねます。

渡航制限がなくなった時にこれを読んでくれた人のために、私が知りうる沖縄の医療事情を書いておきたいと思います。

 

沖縄本島には、琉球大学(国立)の附属病院をはじめとして、いくつかの総合病院があります。琉球大学病院は那覇ではなく、本島中部の西原町というところにあるので気をつけて下さい。那覇からバスで50分、空港からだと車で35分かかる距離です。紹介状がない人は5500円を自費で払うことになります。

琉球大学発の研究論文の中に、脳海綿状血管腫に関するものが1つ見つかりました。このサイトの38番目です。 今は琉大におられるか分からないんですが、脳海綿状血管腫にお詳しい先生が在籍していました。昔その先生が書いたレジュメのようなものが検索に引っかかって閲覧したことがあります。残念なことに今現在、探すことができていません。見つかったらリンクを貼ります。

 

既に何らかの症状が出ている方は、飲み薬は必ず機内持ち込みにしましょう。預けた荷物がなくなることは非常に少ないと思われますが、処方箋がないと手に入らない薬がなくなったら大変です。

特に台風シーズンは、飛行機が飛ばず沖縄で足止めを食うことがあります。また、季節問わず離島からの高速船が高波で数日運休になることもあります。その時のことを考え、数日分多めに薬を持ってってくださいね。

 

 

それから、とある離島では、夜間診療を受けたくても、手続きが複雑で時間がかかることが分かりました。

具体的に言うと、指定された電話番号に電話すると、診療所ではなく那覇につながります。那覇の担当者に病状を伝え、診療が必要だと判断されたら、担当者が診療所に連絡し、医師と会うことができるシステムでした。扉をドンドン叩いても医師は出てきません。

救急車はありませんでした。タクシーは数日前に予約が必要とのことです。

 

あってはいけないことですが、血管腫からの出血で医師の診断を仰ぐ必要が出てきた時のことを考えるなら・・・。総合病院がある島に宿を取るのが安全です。

石垣島や宮古島には総合病院があります。大きな島を拠点にし、日帰りできる距離(何かあった時に高速船で大きな島に戻ってこれる距離)の島を日中見学するなら、夜間診療にアクセスできるかと思われます。

 

 

でも、行くのは「今」じゃない、と繰り返して終わりたいと思います。島の方々のために、私たちのために。

(救急医療が崩壊中の島で脳出血を起こしたら、私たちだけでなく、泊ってる宿の管理者をはじめ、多くの島民に迷惑を掛けます)

 

 

Freedly」を使うと、記事が更新されるたびにお知らせが届きます。使い方は、こちらのサイトが分かりやすかったです。

https://www.asobou.co.jp/blog/life/rss-2

 

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  • この記事を書いた人

ちいでる

家族性多発性脳海綿状血管腫を持つ、私たち家族4人分の闘病記です●母・兄弟・子も同じ血管腫で闘病。「家族性」つまり「遺伝性」です●私自身は、大脳・小脳・脳幹・脊髄・背骨に多数の脳海綿状血管腫があります●医学の専門的な内容に触れる際は、病院HPや医学論文にリンクを貼っています●医療系大学・予備校の講師として20年間教壇に立ちました。

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